西高ニュース

2020年4月の記事一覧

ソーシャルディスタンス ランニングは10m、自転車走行時は15m

【生徒指導部より】

 4月も最終週に入りましたが、「Stay Home」つまり外出を控えて家に居ることが、いちばん感染の危険が少なく安全だと言われています。皆さんの協力もあって、宮城県内の感染者数は爆発的な増加にはなっていないというところが現状かと思います。

 休業、休校が広がる中、屋外の散歩やランニングは健康維持のために政府も認めてるところですが、他人の飛沫(ひまつ)には注意が必要です。

 国内外では飛沫を浴びないように、周囲と1.5~2メートルの「ソーシャル・ディスタンス」を取る動きがあります。ただしこれは静止時で、オランダとベルギーの工学者による合同チームは、物体が高速で移動する際に気圧の変化から後方に生じる気流に着目。「ランニング時に飛沫を回避するには10メートルの距離が必要」と推計しました。

 コンピューターや模型を使った実験では、静止している場合に片方の口から出た粒子はすぐに地面に落ち、1.5メートル離れた相手にはかかりませんでした。

 しかし時速14.4キロで縦列に走ると、前方ランナーから放出された粒子は気流に巻き込まれ、ほぼそのまま1.5メートル後方のランナーにかかりました。この速度では4.5メートル後方にいても、前方ランナーの気流の中にいることが分かりました。こうした結果から「10メートルの間隔を空けて走って」と結論づけました。時速4キロのウオーキングでも「5メートルの間隔」を求めています。その上で、

横や斜めの位置関係で走れば、他人の気流から逃れ、飛沫を浴びにくい。マスクを着ければ、周囲に飛沫を飛ばさないで済む。気流や風向きに注意しながら安全に運動を楽しんで」

と呼び掛けています。

また、自転車に乗ることを楽しみにしている人、西高生ならば通学に自転車を利用する人がいるはずです。あらためて自転車利用・屋外運動等の注意点を示しますので十分留意してください。

1)基本的な行動として守ること

うがい、手洗いの徹底

・ソーシャルディスタンス(2m)を確保して必要な買い物、必要な誰かに会うなどの行為を行う
(目安として両手を広げたぐらいの距離)
 ・自分自身を含む全ての人の健康が何より重要であることから、常識的で責任を持った行動を心がける
(体調に不安がある場合、運動は行わない等)

2)屋外での運動(走行)の注意点、留意点

・人が多い環境を作らない
基本的には一人で走り、周囲にだれかがいる場合は2m以上離れ、自転車走行中はサイクル・ソーシャルディスタンス(前後の走者と10m以上間隔をあける)を取る
・路上で手鼻をかまない、つばを吐かない
鼻をかんだりする場合は停車し、ティッシュ等を使い、必ず持ち帰る
・ハードワークは避ける
強度の高い運動は免疫力の低下につながり感染リスクを高めてしまうため
・危険な自転車の乗り方を避ける
怪我をすることで救護者や医療従事者に負担をかけることを避ける
・毎日の体調を管理する
毎朝体温および心拍チェックをして、熱がないか、脈拍が安定して体力が回復できているかを確認する。運動直後にシャワーを浴び、ウェアはなるべくすぐに洗濯する
 

以下より参照並びに引用いたしました。
東京新聞記事→https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020042102000263.html
オランダ自転車競技連盟によるガイドライン→https://www.jbcf.or.jp/information/150